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対岸の火事

予防接種というのが,政府が広報しているような,マスコミが報道しているような,無条件で善いものでは決してないことを,ここで丸3年にわたって,断続的に書いてきたつもりである。



 だが,関係者以外の者にとっては,所詮は「対岸の火事」なんだとつくづく思い知らさる。



 この活動をしていて,私の意見と反対の意見を持つ方々との衝突することは多い。

 これも辛いことではある。



 ただ,活動に一定の理解をしてもらっているのではないかと期待していたのに,実際は理解してもらえていなかったと思い知らされるとき,このときも辛い。



 最初の頃は,それで萎えていたが,その度ごとにいちいち萎えているようでは,この活動は持続できない。



 家族が予防接種で重篤な副反応が起き,死線を長期間にわたってさまようこと

 命の危機は脱したものの,重篤な障害が残り,一生介護が必要だと宣言されること

 国も製薬会社も医師も,責任を認めず,かえって親に責任を転嫁すること

 裁判に膨大な時間・費用をかけ続けること

 裁判で勝訴すれば,新興宗教団体から無心を要求する電話が架かり続け,無視すれば日頃の行いが悪いから罰が当たったと罵られること

 予防接種を受けなくなる家族は「ばい菌」呼ばわりされること

 家族は心労が原因で心筋梗塞で倒れたり,介護のために腰痛などに悩まされ続けること



 これは私たちが実際に経験してきていることである。



 私が予防接種関係で書いた日記にはコメントがほとんどなかったが,読んでくれること自体がありがたいことだと思っていた。



 だが,実際には,思いが届いていないんだなと痛感する。



 現実にこういうことで苦しんでいる人がいるということに,少しは思いを致してもらいたい。

 そう願っている。



 私も,まだまだ努力が足りないということだろう。
by nonnbei871234 | 2008-06-01 12:45 | 予防接種
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