27日午前2時半ごろ、和歌山県日高川町の住宅で出火、住宅を全焼した。焼け跡から焼死体が見つかり、Aさんとみて確認を急いでいる。飼い犬を助けようとして逃げ遅れた可能性があるという。
調べでは、Aさんは妻と2人暮らしで、同じ部屋で寝ていた。妻は窓を破って逃げ無事だったが、Aさんは台所の方に向かったという。台所の先の玄関には可愛がっていた柴犬がおり、助けに行ったとみられるという。犬は鎖につながれたまま死んでいるのが見つかった。【山中尚登】 (27日毎日新聞)
最初に,お亡くなりになった方のご冥福をお祈りする。
客観的に判断したら,愛犬を助けに火の中に向かうというのは,やってはいけないことなんだろうと思う。
でも,愛犬を持ち,それを「溺愛」している者としては,この飼い主さんの気持ちが,すごくよく分かる。
同じ状況だったら,私も愛犬の救助に行ったと思う。
亡くなった方の気持ちが分かるだけに,この記事を見て泣いてしまった。
知人は,名古屋豪雨のときに飼い犬を亡くしている。
今でも,私が愛犬の話をしていると「あのとき,鎖さえ外してやれば,○○は逃げられたんだ。」と泣くときがある。
ペットを愛しているというのは,そういうことなんだろう。
その愛犬だが,「はち」はもう13歳。ひげもすっかり白髪になってしまった。
そして,最近は,柴犬のチャームポイントの巻き尾が巻かないことが増えた。
客観的に見て,「はち」を愛することができる期間は限られている。
8歳から私が飼い主になってよかったって,はちに思ってもらえるよう,今後も愛情を注いでいこうと思う。