日記などで,マスコミの論調と逆のことを書くことが多い私。
みんなが「感動して泣いた」という番組を見てもちっとも感動しないことが
だから,ニュースなどを見ていても全く感情を感じないのではないかと考えられたりしているようだ。
でも,現実はかなり違っている。
事件・事故の被害者の葬儀の場面,事件事故現場などでの献花の場面などを見ると,感情移入してしまうことが多い。
苫小牧市で男児2人が自宅に置き去りにされ1人が餓死した事件で、殺人と死体遺棄、保護責任者遺棄の罪に問われた母親の無職、山崎愛美(よしみ)被告(21)=同市高砂町=に対する判決公判が17日、札幌地裁室蘭支部であった。杉浦正樹裁判長は「男性との交際の邪魔になると疎ましく思うなど犯行に至る経緯と動機は計画的で残酷。極めて悪質」として懲役15年(求刑・懲役20年)の実刑を言い渡した。
判決によると、山崎被告は06年10月30日ごろ、当時住んでいた市営住宅に長男(5)=当時3歳=と三男青空(そら)ちゃん(当時1歳)を置いたまま家を出て戻らず、12月4日ごろまでに青空ちゃんを餓死させ、遺体を段ボール箱に入れて同市内の知人の物置に捨てた。長男は生ゴメなどを食べて飢えをしのぎ無事だった。(毎日新聞)
家に戻った被告人を見て,長男君が「ママ遅いよ。」と言いながら喜んで抱きついてきたということを聞いたとき,泣いてしまった。
1箇月以上親が帰ってこず,飢えと寒さに苦しむ恐怖というのはどういうものだったのかは想像を絶する。
長男君は今は施設で生活しているようだが,今後の人生で幸多いことを祈る。
三男君の分もしっかり生きてほしい。