ノーベル賞を取って,唯我独尊気味の野依良治がリーダーの「教育再生会議」なる組織が,「高卒学力テスト」なるものの導入を提唱したとかいうニュースが流れていた。
全入学の時代,大学に入る水準にあることを確認する趣旨なんだという。
そして,大学での履修能力が備わっていない学生が増えれば、大学への信頼が揺らぎかねないと判断したのだという。
大学への信頼は,その大学をチェックすればいいだけのこと。
全然学力がない卒業生ばかりを輩出する大学は,当然就職率も悪く,自然淘汰されることになるだけのような気がする。
バカみたいに私立大学を作り続け,いまさら「大学への信頼を維持するために」と言われても,説得力を欠く。
高校生に余計な負担をかける方向ではなく,無計画に建てられた大学を淘汰させる方向に改革の方向を向けて欲しいものである。