インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動死の因果関係を調べている厚生労働省研究班主任研究者の横田俊平・横浜市立大教授の講座が、タミフルの輸入販売元「中外製薬」(東京都中央区)から寄付金を受けていた問題で、横田教授は13日、厚労省内で記者会見し、「寄付金をもらっているから手心を加えるようなケチな考えはもっていない。」と、研究への影響を否定した。(毎日新聞)
ケチな考えを持っていないのなら,利害関係人から800万円もの寄付金を受けるな。
医学部の教授のようだが,中学生でも知っている「李下に冠を正さず」「瓜田に靴を入れず」という諺も知らないようである。
教授の名が聞いて呆れる。
「お金は頂いたが,それで手心を加えることをしない。」って,そんな言い訳が通じるのなら,収賄罪という罪はその大多数が存在意義を喪失することになる。
「銀行からノーパンシャブシャブで接待を受けたが,それで手心を加えるようなケチな考えは持っていない」って,大蔵省のノンキャリ官僚も開き直っていたら,懲戒免職になることもなかったかもしれない。
一方,中外製薬も,真に世のため人のために使ってほしいのであれば,堂々とその事実を公開すればいい。
この金銭を税務上どのように処理しているのか知れないが,「使途秘匿金」にしていたら,お笑い種である。
身の守り方
それは,薬を飲まないことに尽きるかもしれない。