NHKのニュースで,埼玉で起きた園児4人が死亡した交通事故の公判についての報道がされていた。
業務上過失致死罪について,遺族の意見陳述の内容が詳細に報道されていたが,あまりにアンバランスに過ぎる。
別に被告人のことをかばうつもりはないが,この事件に関しては,あまりに内容が一面的なのが非常に気になる。
「被告人が遺族に取った行動とは」
と銘打っていたので,何か遺族感情を逆なでするような行動をとったのかと思ったら,被告人は傍聴席に向かって頭を下げたのだという。
それ対して遺族が「演技だ」と批判していたが,遺族がそう思うのは当然だろう。
気になるのは,NHK側が被告人に対して,被告人側に対して取材をした様子が放送上に伺えないことである。
被告人には被告人の言い分があり,それも公平に取材するというのが,ジャーナリズムではないのだろうか。