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「死刑囚」が敬称か?

21日に最高裁判所で死刑判決があった。



 最高裁判所は,今月に入ってから,死刑判決(死刑判決に対する上告を棄却する判決)を4件,松本智津夫に対する特別抗告棄却決定を1件と,合計5件5人に対して,絞首台に上るよう命じている(現実には台ではなく,床が抜ける方式なのだそうだが。)。



 裁判所は,04年からの2年半に41人に死刑台に上がるよう命じており,かなりの死刑確定ラッシュ状態である。ところが,死刑の執行は04年からの2年半で3回4人に対して行われたのにすぎない。

 そして,丸1年以上死刑の執行はない。

 2年半で死刑確定者の数は,37人増えたことになる。



 ところで,死刑の確定判決を受けた者は,法律上は「死刑確定者」と呼ぶのだそうである。

 ところが,マスコミなどでは,死刑確定者は「死刑囚」との称号が付けられている。



 法律用語   マスコミで用いている称号

 被疑者     容疑者

 被告人     被告

 死刑確定者  死刑囚

 受刑者     受刑者



 被疑者と容疑者は語感の問題との感じもあるし,被告人と被告もそれほど差はないようにも思える。

 でも,「死刑確定者」より「死刑囚」のほうが,侮蔑的に聞こえるような気がするのは,私だけかな?



 連合赤軍事件で死刑が確定している坂口弘は「死刑囚なんていう敬称をつけられるくらいなら,呼び捨てのわうがよほどましだ。」と言っていて,それを短歌か何かにして出版している。



 ちなみに,死刑を執行された者は,マスコミだと「元死刑囚」,法律用語だと「死刑被執行者」である。

 どちらも,表現に苦心しているなって感じは見て取れる表現である。



 そういえば,歴史上の人物については呼び捨てだ。

「関ヶ原の戦いに敗れた,石田三成元死刑囚」とは言わないな。

 どのぐらいの時間が経てば敬称が消えるのかな。
by nonnbei871234 | 2006-09-22 23:29 | 時事
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