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不正採用

呉市消防局の不正採用事件で、広島地検特別刑事部は二十一日、不正を部下に指示した疑いが強まったとして呉市助役広田左一、同市前助役の会社員宮久保憲治の両容疑者を虚偽有印公文書作成、同行使の疑いで逮捕。呉市役所や両容疑者の自宅を家宅捜索した。

 事件の逮捕者は六人となり、地検は、動機や背景など全容解明を急ぐ。

 調べでは、両容疑者は同容疑で逮捕されている呉市消防局前局長佐々木孝之(60)ら四容疑者と共謀。今春採用の消防士の一次試験(昨年九月実施)の結果を、昨年十月に受験者十三人の得点を水増しするなどして改ざん、「市消防吏員採用試験受験者一覧表(一次試験)」と題する書類に実際の試験結果と異なる記載をして決裁の文書に添え、同局総務課に置いて採用業務に使った疑い。二人は容疑を否認しているという。



 呉市によると、一次試験は百九十二人が受験、二十一人が合格した。地検の調べでは、二次試験(小論文・面接)を経て最終的に合格した十人のうち、少なくとも二人が不正に水増しされた十三人から採用されていた。

 これまでの地検の調べに、佐々木容疑者らは「広田、宮久保両容疑者から別々の場面で、それぞれ特定の受験者を採用するよう指示された」などと供述。「筆記の結果だけでなく、体力面も勘案し総合的に採用をするよう言われた」といった供述もしているという。



 広田容疑者は一九六八年、宮久保容疑者は七〇年に呉市役所入り。広田容疑者は二〇〇四年六月から現職。宮久保容疑者は同月から今年三月まで助役を務め、現在は民間会社に勤めている。

 地検は、両容疑者がなぜ不正を指示したのかなどの動機を追及するとともに、不正採用に当たっての金品授受の有無などを含め、関係者からの聴取も進めている。

(中国新聞)



 どんな試験にも,黒い噂はつきものである。

 火のない所に煙は立たないわけで,どんな試験でも,こういうことは行われていると考えたほうが正しい。



 まあ,民間企業がコネ採用を続けていれば,企業は弱体化して市場から放逐されるが,官業はそういうことがないから問題である。

 実力もないのにコネで入った人間が,税金を食いつぶしてろくなことをしない。

 こういうことをしている政府を愛せよと求めることに,無理がある。



 地方公務員よりは国家公務員試験のほうが,まだ客観性が担保されているようだ。

 国家公務員のほうは,採用には学閥という強烈なコネが必要だが,それでも,地方よりは実力主義になっているようである。



 地位も名誉も正々堂々勝負して勝ち取ってこそ尊いものである。



 不正に手を染めた人間には,しばらく眠れぬ夜を過ごしほしいものである
by nonnbei871234 | 2006-07-23 19:40 | 時事
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