夏休みを前にして,今青春18きっぷに関する話題がJO友の方々の間でも,書かれている。
私も青春18きっぷのヘビーユーザーだ。 最高は下関→清水を1日で乗った経験がある。 去年は米子→清水を1日で乗った。 これからの時期,ムーライト九州・ながら・えちごなどの乗客は,その多くがこのきっぷの利用者だろう。 10年ぐらい前,郡山発黒磯行きの普通列車(黒磯乗り継ぎで上野行きの最終列車に乗れる普通列車)が須賀川で突然動かなくなってしまったときに,車掌さんが「すいません,青春18きっぷでご旅行をされている方はどのぐらいいらっしゃいますか?」と尋ねたら,どっと手が挙がった。こんなに多いんだとびっくりしたものである。 ちなみに,この日は宇都宮行きの最終電車が「臨時の上野行き」として運行され,上野までは帰れたようである(私は白河で降りて実家に泊まった。)。 ところで,青春18きっぷの「安さ以外の魅力は何か」という質問を受けた。 私が思う魅力とはこんなところだろうか。 1 全く行き先を決めずに放浪するのに都合がいい。 2 (1とは相反するが)日程を決めて旅行する場合には,旅行日程をプラン作りが楽しい。 3 途中下車などに制限がないため,駅ナカが充実していない駅でも,プラっとショッピングなどを楽しめる。 4 その筋の人間しか,所持しないような複雑な経路が書かれた乗車券を呈示しなくて済む。 5 普通列車での旅行なので,車窓・車内の人間模様を楽しめる(人間模様は日没後のほうがおもしろい。)。 新幹線では,10分程度で通り過ぎてしまうようなところを30分ぐらいかけて走るのだから,いろいろな景色が目に入る。 そして新幹線に乗ると,車内は静まり返っていることが多いが,鈍行列車だと賑やかである。元気のいい高校生がいたり,大きな声で世間話をしているおばちゃんがいたり,天下国家を論じている酔っ払いがいたり・・・。みんな方言丸出しで話しているので,聞いていて楽しい。 ローカルな中吊り広告や窓ガラスに張られている広告なんかも結構楽しいものである(最近は全国平準化されつつあるが。)。地域の貸金業者(街金融)・地元のレストランなどなど。 駅のホームの看板には,自動車学校・歯科医院・産婦人科医院の看板が多いのは,何でだろうか? 「優生保護法指定病院」なんて書いてあるところに,看板の歴史を感じるのだが。 単に,乗っていると,いまいち退屈かもしれないが「この工事途中で中断されたビルに群がった資金は,だれが後始末をしているのだろうか?」「なんでこの駅は,東口のほうが開かれているのに,西口にしか改札口がないのか?」「この駅は,駐輪場が北口にあるのに,駅が南口にしかないのか?」「この怪しげな宗教団体の建物に誰がお布施をさせられたのだろうか?」なんて考えて乗っていると,ふと車窓から答え現れたりする。 駅のベンチに宗教団体の婦人会が寄付したことが書かれている座布団が置いてあったり,「××地区区画整理絶対反対」なんて看板が出てきたり・・・,地域では有名な国会議員のポスターが現れたり。 夜は,手軽に読める本を持っていると,一気に読める。 推理小説を持っていく方も多いようだが,私は読まない。無理な設定に突っ込みを入れてしまうからである。 私は夜はキオスクで買った地元紙を読むことが多い。 内容と同じくらい力を入れて見るのが地域広告である。(お悔やみ欄がズラーっと載っているところを見ると,滅入る。) 最後に,女性陣が青春18きっぷでの一人旅を利用する際の心得 1,駅や車内のトイレは当たりはずれが激しいので,定期的にトイレ休憩を入れられるように,時間には余裕を持たせておくこと 2,朝・夕のラッシュ時に超満員電車に乗らざるを得ないようなプランニングにはしないこと。痴漢に遭う危険がある。 3,いかにも一人旅ですよという格好では歩かないこと。下心がいろいろある魑魅魍魎からいろいろ声を掛けられ,結構億劫である。 4,慣れないうちは,ローカル線で衝動的に途中下車などはしないこと。何もないところで,とんでもなく長く待たされることがある。 5,カロリーメイトとペットボトルのお茶又はミネラルウォーターは,持っていたほうが無難。立ち食いそばを1人で注文するのには勇気がいる。 6,旅行雑誌を信用しないこと。雑誌に載っている写真はプロの写真家が撮ったベストショットなのだから,大抵は実物は写真ほどは感激しない。Blogに出している個人の写真のほうが,より真実に近い。 7,旅先で知り合った一人旅同士で一緒に宿泊したりするのはお勧めできない。今は女性の一人旅でも普通に宿泊できる。 8,クレジットカードを利用したほうが,いろいろと安全。
by nonnbei871234
| 2006-07-08 19:03
| 犬猫
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