尼崎の列車脱線事故から1年が経った。
尼崎では,追悼行事が行われたようだ。
犠牲者107名の御霊にできる最大の懺悔,それは同様の事故を絶対に起こさないことに尽きる。
事故原因をしっかり解明して,万全の再発防止策を講じてほしい。
1年前,私はこの悲劇をお昼過ぎに知った。昼休みで院内の売店に行こうとしたところ,待合室に設置させていたテレビに人が群がっていた。
病院内のテレビの前に人が群がっているというのは,たいていよくないことが起きたときである。
普段は「笑っていいとも」を流している時間なのに,「本日は予定を変更して,報道特別番組を放送しています。」とのアナウンサーの声が聞こえた。
そのときは,まだ1両目がマンションの駐車場の部分に突入していて,マンションの壁に巻きつくように大破していたのは2両目だったなどという真実はまだわかっておらず,「1両目が大破。」と報道されていたように記憶していてる。
大惨事による報道特別番組というものは,見たくないものである。