年度末ということで,職場には年度末特有の雰囲気が漂っている。
うちの職場では,3月31日をもって退職する方には,事実上今日が仕事納めであった。
明日は,仕事の引き継ぎなどと,私物の整理,ロッカーの明け渡しなどを行って頂くことになる。
そして,31日は11時に出社,ささやかなお食事会を開き,13時30分頃に見送りを受けて正面玄関から職場を去っていくことになる(通常は職員用出入り口を利用)。
よく玄関を出て行くときに,「もうここに来るんじゃないぞ」なんて刑務所を出所するときと同じような台詞を冗談で話したりしている。病院の正面玄関から入ってくるというのは,十中八九体調が優れないときだから「いつまでも健康で」という意味なのだが。
定年退職直前期になると,「浮き浮き」派と「憂き憂き」派に色分けされる。
うちの部での定年退職される方は,どうも「憂き憂き」派のようで,今月半ばから,ため息が多くなった。
40年も続けてきた仕事が終わってしまうというのは,やっぱり寂しいんだろうな。