プロゴルファーのジャンボ尾崎が東京地裁に民事再生手続を申請したとの記事が,今朝のスポーツ紙に大々的に載っているようである。
今朝のTVで,みのもんたが「貸し手のことを考えているのか?」みたいなことを話していたが,なんかずれている。
個人が倒産する理由は千差万別であるが,多いのは,借り手を探しているプロの金融業者から,甘い見通しの資産運用計画を持ちかけられ,その計画に乗ってしまったというものである。
「賃貸マンションを立てれば左うちわの生活ですよ。」なんて乗せられ,その結果,全財産を失い,保証人になってもらった親族にまで迷惑をかけているような場合もある。
ジャンボが誰に借金をしたのかは公表されていないから,真実はどうだか分からない。
私はジャンボのほうから金融業者のほうに「どうしても貸してくれ」と頼んだのではなく,どこかの業者がジャンボに「いいお話があるので」と言い寄ったのではないかと思っている。
金融業者は,借り手が倒産した場合の対策も行っているのが一般的である(貸倒れ金の増加で倒産したライフなどの例もあるが)。
ジャンボはゴルフの一流プロだが,資産運用では素人だろう。
だから,ジャンボに貸し付けた金融業者に,そんなに同情する必要を,私は感じない。
ジャンボには,民事再生で債務と決別し,ゴルフに邁進してほしいと思う。一生に1度は世界ツアーで勝ってね。