人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本国籍

日本国籍の確認申し立て=比残留日系2世ら8人-東京家裁

 フィリピンに渡った日本人移住者の子で、太平洋戦争後に取り残された身元不明の残留日系2世ら男女8人が12日、日本国籍の確認を求める「就籍」を東京家裁に申し立てた。
 代理人弁護士によると、8人は60~87歳で、比残留日系人の就籍申し立ては3例目。1件は取り下げられ、昨年8月に身元判明した日系人姉妹が行った申し立ては、同家裁で審判中。
 申し立てたのは、日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた男性3人、女性4人と、両親は日本人だが本籍、名前が不明という女性。申立書は「旧日本軍が侵略したことへの報復を恐れ、身元を隠さざるを得なかったが、出生時から日本国籍であることは明らか」としている。
 8人は申し立て後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「日本人と認めて」と訴えた。申立人の1人、サカモト・フミコさん(78)は「苦難の道に一筋の光が差したよう。よい結果を期待している」と話した。 

(時事通信)

 戦後60年経った今でも,第2次世界大戦の傷跡はまだまだ残っている。

 中国残留日本人孤児の帰国事業は続いているが,フィリピンにも同じような問題があるのだ。

 そういえば,フィリピンでは先日旧日本軍の兵士発見という情報が出たこともあった。

 日本人の親から生まれた子どもであれば,早く日本人であることを認め,就籍手続を進めてほしいと思う。

 ちょっと調べたところ,昭和60年までは,日本人を父に持つ子どもは,父母が結婚していれば日本国籍を有し,父母が結婚していなければ日本国籍は有しないこととなっていた(父が胎児認知をすれば日本国籍だそうだ。)。
 一方,日本人の母と外国人の父との間に生まれた子どもは日本国籍を持てなかったそうだ。

 でも,日本人を親に持つ者は日本国籍を持つ。こういうシンプルな制度のほうが,はるかに合理的であると私は思う。
by nonnbei871234 | 2005-10-13 18:25 | 時事
<< 3名に死刑 久々の銭湯 >>