仕事で市役所に行ったところ,職員会議室に通された。
部屋の隅には青いバッグが22個と白い風呂敷に包まれた箱が1個。
旦那が宗教関係者の私にはすぐわかったが,部下は何身が何だか分からなかった。
会議後「納骨までどのぐらい,あとどのぐらいなんですか?」と雑談で聞いた。
そうしたら「お分かりでしたか。」と職員に言われた。
中身は全部骨壺。
遺族が引き取りを拒否したか,遺族がいない人の骨壺は,当分の間は市が保管する。
その後,一定期間経過後は合葬される。
市役所の庁舎内の仮安置所がいっぱいになっているので,仮安置所にいくまでの間の「順番待ち」の骨壺が会議室にあふれていた。
腐乱状態の遺体の引き取りも市の仕事だから,焼骨になった状態のほうが,市の担当者は「綺麗になった」と思うものとのこと。
これをビジネスにできないか,真剣に考えている。