去年の世にも奇妙な物語で放送された「いじめられっこ」というものを見てしまった。
女子高内でのいじめが題材だったため,思いっきり自分の高校時代に戻ってしまった。
いじめられっこ同志がゲーセンで遊ぶシーンがあったのだが,
私の場合には,「唯一の仲間」のようなものすら存在せず,完全に孤立無援だった。
ゲーセンで遊んだのは,修学旅行のとき。
奈良の宿舎を出発した私は,班になった人に対して「好きにさせてもらう。」とだけ言って別れ,奈良市内のゲーセンで1日を過ごした。
修学旅行は4泊5日だったが,
初日→奈良市内の喫茶店で午後をつぶした。
2日目→奈良市内のゲーセンで1日をつぶした。
3日目→京都市内のマックで1日をつぶした。
4日目→京都市内の映画館で1日をつぶした。中井貴一が主役をしていたしょうもないヤクザ映画を4回見た。
5日目→京都で何もしなかった。
印象的なのは2日目の奈良のゲーセンでの時間つぶしだった。それまで私は1度もゲーセンで遊んだことなどなかったので,1回50円でやるゲームに熱中した。午後からは,誘われて見ず知らずの男子高校生とエアホッケーで遊んだりした。
3日目・4日目は,ただただ惨めだったが,2日目だけはそれなりに楽しかった。
そういう高校時代を耐えてきたから,今があるんだと思うと,耐えてよかったと心から思う。