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余命宣告

知人(男性)が膵臓癌で亡くなっていた。享年39歳。今月2日に亡くなっていた。

去年5月に膵臓癌が見付かり手術をしたのだが、今年3月に再発。
その時、余命は6か月と宣告されたらしい。

奥様と、4歳、2歳、1歳の3人の子どもさんが遺された。

「来年のお正月を迎えることは無理です。」と言われ、
奥さんは、4月に「お節料理」を作り、一家で「最後のお正月」を演出したのだという。
本当は、3月終わり、桜の季節にお正月を演出したかったものの、3月11日以降暫く続いた流通システムの混乱のため間に合わず、4月になったとのこと。

そのときの写真は、4月に撮影したと言われなければ、本当のお正月のような感じがした。
お節料理を並べたテーブルを前に、和服の父に抱かれた2番目、3番目の子の無邪気な笑顔を、正視できなかった。

「あなたは、余命6か月ですから、思い出を作ってください。」と言われるほうがいいのか、そんなこと聞かないままのほうがいいのか。
風邪ひとつひかない私には、全く分からない。

日々弱っていくのを実感したら、余命宣告してもらったほうがいいのだろうか?

死は死でしかなく、何もない。と考えると、余命宣告は辛いだけのような気がする。
死後の世界、天国があったり、死亡とともに新しく生まれ変わるとか考えれば、少しは楽になるのが、何となく分かるような感じもする。
by nonnbei871234 | 2011-10-13 01:26
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