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比較的冷静な報道・・・忘却の彼方だからか

 07年に愛知県で起きた強盗殺人事件。
 闇サイトを通じて知り合った3人が女性を拉致監禁して現金を強奪して殺害したという事件で,発覚した当日は,NHKでも全国トップニュースになった。

 検察官は,被告人3人全員に死刑を求刑
 名古屋地方裁判所は,2人に死刑,1人に無期懲役の判決だった。
 これに対して被告人3名全員が控訴し,検察官も無期懲役判決を不服として控訴した。
 その後,死刑判決を受けた1人が控訴を取り下げて死刑が確定した(後に控訴取り下げは無効だと主張して,裁判の再開を求めたものの,退けられている。)。

 12日に2名に対する控訴審判決があり,死刑判決だった被告人に対する判決が破棄され,無期懲役の判決が言い渡された。

 これに対して,被害者の母が「裁判は加害者のためのものなのか」とか記者会見していた。

 てっきり「裁判所は,被害者の母に耳を貸しませんでした。」とかいうのかと思っていたら,そういう論調は少なかったようだ。
 光市母子殺害事件の報道に関して,BPOから「刑事裁判の基本が理解できていない。」とまで指摘されて,少しは論調が変わったのかな?
 ただ,地裁と高裁で,死刑と無期懲役と判断が分かれた理由についての説明がほとんどなかったようだ。
 これは,判決がしっかり述べなかったのか,報道のところで端折られたのか,どっちなんなだろう?
by nonnbei871234 | 2011-04-14 01:16 | 時事
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