1日は,多くの高校の卒業式が行われる。
私も3月1日に卒業し,何もいいことがなかった高校生活を終えた。
卒業式当日に卒業アルバムを学校の焼却炉に放り込んできたが,あの瞬間だけはすっきりした。
それでも,高校は出ておいてよかったわ。
その卒業式に病気のために出席できない子が,病院には少なからずいる。
1日には,卒業式の後に,クラスの有志が病院に駆けつけ,入院中の子と一緒に卒業式を行うというサプライズ企画が進んでいた。
学校からはバスが出て,校長・担任も来てくれた。
本人には,もちろん内緒
で,準備が整ってから,本人に「ちょっと今後のリハビリのことで」と呼び出して,突然の卒業式になった。
本人の驚きは半端じゃなかったとのことだ。
校長先生のお話「短めに」終わり,ミニライブなども行われたようだ。
最後に記念撮影をして終わり,パジャマ姿の本人の周りに学校関係者と病院関係者が取り囲んだ記念写真が出来上がっていた。
サプライズ企画の成功は,「サブマリン」(本人にばれないように準備を進めること)にあるんだけど,この高校生たちは,ほんとよく秘密を守ってくれたようだ。
こういう企画に私は涙弱いのだが,今回は別の仕事で出席できなかった。
かなり残念だわ。