今,大人の社会科見学とか体験学習とかに参加する人が増えているらしい。
看護なんぞ,体験学習の典型のようなもので,1日看護体験のようなイベントをすると,大人の参加者も結構いる。
大阪地方検察庁特捜部に籍を置いていた検察官の方々は,この度3人も「検察官による逮捕」「被疑者としての取調べ」「取調べの状況をマスコミにリークされること」を体験することになっている。
検察官として,「容疑をかけられた者」の立場を,身をもって体験されているその姿に,敬服します。
この検察官たちが,「検察官面前調書」に署名し指紋を押捺した場合は,おもしろいだろうな。
今後起訴されて「被告人」になったら,「調書は取調べに当たった検察官による誘導で,任意に供述されたものではない。」と争うんだろうか(調書にサインしない可能性が高いとは思うけど。)。
そして,「密室での取調べで,真意とは違うことを話したことにさせられた。全面的な録画録音が必要だ」とか主張するのだろうか。
その点でも,すごく興味がある。
この検察官たちには,東京拘置所に収容されて過ごした体験記なんかを,今後是非本にしてもらいたいわ。
それと,今回は,マスコミも「最高検察庁が動いているのだから当然有罪だ。」というような論調になっていない。このことには好感が持てる。でも,その理由が,出し抜かれてばかりの朝日のリークというのが,他社の反感になり,抑えた表現になっているだけだったりして。