2日連続で同じネタになってしまった。
マル特案件で,半年以上取立てに全力を挙げている相手がいる。
債権の差押のためには,それを認める判決正本に執行文を付けて裁判所に提出しなければならない。
そして,1円でも回収に成功した場合には,「取立届」というものを提出する。
そうすると,強制執行終了後に判決正本の返還を受ける際に「奥書」というものが付されてくる。
何度も強制執行をかけ,少しずつ回収した事件なので,奥書がたっぷり付されており,随分ヨレヨレになってきている。
部下などは「もういいでしょう」とか言うが,私は回収続行を指示し続け,最後には自分を回収担当にして回収に当たった。
先日,ある筋から,その相手方が,特定の銀行に貸金庫を保有している事実を摑んだ。
なので,銀行に対して貸金庫の内容物の動産差押をかけた。
そうしたら,22日午前中に,何の前触れもなく,手続費用全額,元本,利息の全額を足しても余りある金額が振り込まれてきた。
よほど貸金庫の中身を見られたくないんだろう。
まあ,これで1件落着だ。
費用等を確定した後,残金は返金することになる。
久々に「勝った」という感じがする。
ということで,23日の夜は,この案件で奔走した部下たちを連れて,夕食にでも行きましょう。