私が買って間もない本をいきなり廃棄することはほとんどないのだが(つまらない本なら最初から買わない。),久々に即廃棄の本を買ってしまった。
資源の有効活用に,市の図書館にでも寄付してくるか。
買ってしまったのは,平凡社新書の「大日本「健康」帝国」という本
メタボ健診,禁煙対策などを批判的に解説しているのだと思って買ったのだが,余事記載の嵐で,結局ためになるところは,ほとんどなかった。
大日本健康帝国と名付け「本書のテーマは昨今の「健康ブーム」をはじめとして,医療や福祉の問題について考えてみること」とか言っておきながら,サッカーくじのtoto関連の批判に10頁を費やしている。
そして,「話は戻して」とか「それはともかく」という接続詞が異様に目立つし。
言いたいことはいろいろある。新書を出さないかという話があった。だから何から何まで放り込んだという感じの作品に感じる。
自民党のネガティブキャンペーンのアニメで,鳩山が女性に出した「マニフェスト麺」みたいな本だった。
http://www.youtube.com/watch?v=rAjj1CGxhY8
最近は,新書本が増えすぎて,レベルの低い新書が増えたというが,その模範みたいな本だと私は思った。
私の読解力がないだけかもしれないけど。