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BPO勧告

 BPOの放送倫理検証委員会が日本テレビの「真相報道 バンキシャ」に対して勧告を行ったという記事が出ていたので,BPOのHPを読んでみた。

 1つは,日本テレビの「報道」番組が,こんなに杜撰に作成されているんだということに,愕然とした。
 権力の腐敗を監視する気概があるのなら,もう少しまともに取材しろよって感じがある。
 取材源から聞いた話をそのまま放送するのでは,話になるまい。

 もう1つは,BPOの冗長な言い回しなどに面食らった。
 私は仕事柄「こういう症状が見られる方には,こういうことに注意すべきである。」とか「この処置をする際には,その前提として,こういう処置をすべきである。」なんていう余計な修飾語が一切省いた文章を書くようにしている。
 今の部署でも「何年何月何日に,相手方は,申立人に対して,何の症状を訴えて,受診を申し込み,申立人の医師○○がその診断に当たった。」とか「入院治療を行った結果,何円の報酬債権が生じた。」なんていう感じで,文学的なおもしろみは全くない,いわゆる5W1Hの文章を書くことに徹している。
 これに対して,BPOの勧告文の中には,なんか「愚痴」とか「揶揄」とか,そんな感じの修飾語がたくさんちりばめられている。自分が観客のプロだとか,そんなことはどうでもいいって感じがする。
 下書きしているのが弁護士なら,こんな冗長な文書を書かないと思うのだが。

 同じ勧告でも,運輸安全委員会(旧航空・鉄道事故調査委員会)の勧告だと,こんな修飾語など一切見られない。

 あまりにお堅い文章よりは,少しは砕けた内容の文書にして,一般視聴者にも,飽きずに読んでもらいたいと思っている趣旨なのかな?
 それなら,それでいいか。
by nonnbei871234 | 2009-07-30 23:27 | 時事
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