宗教家の仕事には,いろいろなものがあるものだと思うときがある。
旦那は,今月末に御巣鷹の尾根に行く予定になっていた。
私は10年前の99年にお参りに行ったことがあるが,旦那は行ったことがない。
で,旦那が群馬県の上野村役場に電話したところ,尾根への登山口への道路が土砂くずれだか崖くずれだかで通れず,通行止めになっているとのことだそうだ。
去年の今頃には既に通行止めで,今年の8月12日の慰霊祭まで開通を目指しているそうだ。
ということで,旦那の出張は中止になってしまった。
秋頃に行くことになりそうだ。
私が99年にお参りしたときは,「よく守られているな。」と思った。
墓標は,基本的には,その方の御遺体が発見された場所に立っているのだが,どの墓標も朽ち果てたり倒れたりすることなく立っていたし,碑の前にも花が供えられ,碑は磨かれていた。
どなたかが,定期的にこの尾根を守っているのだろうと思い,頭が下がる思いがした。
今はどうなっているのだろう?