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針のムシロ

 キリスト教系のHPに載っているもの

Q 結婚を考え牧師に相談したところ、未信者であることを理由に反対されてしまいました。キリスト者以外との結婚は避けるべきでしょうか?

A 結婚は、カトリックではサクラメント(秘蹟の一つ)に数えられ、プロテスタントでも結婚式は教会に通っておられる方への牧会の中に含められます。しかし、一般の人からも教会で結婚式を挙げたいという申し入れがありますが、わたしは次のようにしています。そういう申し入れがあると、まず礼拝へご出席ください、その後に儀式担当者との打ち合わせをしてもらいます、と伝えます。基本的に教会に来ている人の結婚式を挙げる。先に申し入れから始まっても、礼拝出席を通して受け入れる。このようにして、一般の方の結婚をも牧会の中に含めています。

さて、未信者である理由で反対されてしまうとは、信者同士の結婚式以外は教会では行わないという理由ですね。そういう場合、キリスト教結婚式場も随所にありますし、結婚生活を通して、信仰に導かれるかもしれません。1コリント7:15「なぜなら、信者でない夫は、信者である妻のゆえに聖なる者とされ、信者でない妻は、信者である夫のゆえに聖なる者とされているからです」。初代教会では、すでに結婚している人が信仰に入るというケースがほとんどだったろうと思われます。そういう状況の中での言葉です。

結婚は、両者が同意しての決意であると共に、その決意は神様の導きです。未信者との結婚も、生涯を通しての結婚生活の中での証しに掛かっています。そのことから考えられたらよいのではないでしょうか。最後に、「結婚は神が定めてくださったことですべての人に尊ばれるべきであります」「神が結び合わせてくださったものを、人が離してはならない」(結婚式文より)。信者、未信者を問わず、結婚は神様の祝福です。

 宗教関係のQ&Aでは,QとAとがリンクしていないことをよく見受ける。
 上のQ&Aもその一例だろうな。
 「避けるべきでしょうか?」と言っているのだから,Aは「避けるべきである。」「避けるべきではない。」「即答はできない。」などとなるはずだが。

 病院で,患者様から質問されて,医療関係者がこんな回答をしていたら,失格だろうな。

 ところで,世の中には,自分がキリスト教信者で,相手がキリスト教信者でない場合には,その結婚を反対する牧師が多いんだろうか?
 結婚するのに,お互いの宗教が同じならそれにこしたことはないとは思うが(宗教が違うと,何かと大変。),違っていても,何とかなるような気がしないでもない。プロの宗教家だと話は別だが。

 で,牧師でありながら,キリスト教徒以外の人と結婚してしまった人は,その世界では針のムシロに座らせられているのだろうか?
 そりゃ,少しでも信者さんを増やすのがお仕事なのに,1番近くで生活している人すら信者にできないわけだから,評価が高いわけがないとは思うが。

 牧師に結婚を反対されてしまった人は,私に相談してくれるといい。
 そうすれば,キリスト教徒以外と結婚することも避ける必要はないと言ってくれる牧師を紹介できるのだが。
by nonnbei871234 | 2009-05-07 21:58 | 日常
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