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影が薄い官庁

 自民党の菅義偉選対副委員長は31日、徳島市内で講演し、谷公士人事院総裁の抵抗で公務員制度改革の工程表作成が遅れていることについて「麻生太郎首相の主催する会合に来ないような総裁には辞めてもらわないといけない。こんなばかな総裁はいない」と述べ、辞任を求めた。 (時事通信)

 人事院という,とっても影が薄い官庁がある。
 そのHPによると人事院とはこういう官庁であるとの説明が載っている。

 公務員人事管理の中立公正性を確保し、労働基本権制約の代償機能を果たすため、内閣の所轄の下、公務員の人事管理に関する中立第三者機関・専門機関として設置されています。
 国家公務員の採用試験、給与、勤務時間・休暇、研修、服務・懲戒、不服申立て、倫理の保持等を所掌する中央人事行政機関です。

 国家公務員以外の国民が人事院とお付き合いがあることはほとんどなく,国家公務員試験の採用試験の願書提出のときにお世話になる程度だ。

 その人事院の総裁が,与党自民党のお偉方と仲が悪くなっているようだ。
 なので,「辞任しろ」などと求められることになったのだろう。

 でも,人事院総裁などの人事官を辞めさせるのって,現行法では,ものすごく難しい仕組になっている。

 国家公務員法8条1項
 人事官は,左の各号の一に該当する場合を除く外,その意に反して罷免されることがない。
 一 (省略)
 二 国会の訴追に基づき,公開の弾劾手続により罷免を可とすると決定された場合
 三 (省略)

 同法8条2項
 前項第二号の規定による弾劾の事由は,左に掲げるものとする。
 一 (省略)
 二 職務上の義務に違反し,その他人事官たるに適しない非行があること。

 同法9条1項
 人事官の弾劾の裁判は,最高裁判所においてこれを行う。

 人事官弾劾裁判手続規則2条
 裁判は,大法廷で行う。

 結局,人事官をやめさせるのには,国会の訴追と,最高裁判所大法廷の裁判が必要ということになる。

 菅選対副委員長は,それ分かっているのかな???
by nonnbei871234 | 2009-01-31 21:46 | 時事
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