長崎市長銃殺事件の城尾哲彌被告の控訴審裁判が始まったと,東日本のほうではベタ記事で載っていた。
「謹んで極刑をお受けする。」と言っていた被告人は,控訴審に入ると長崎地裁の認定の誤りを次々と主張したらしい。
裁判を受けるのは権利なのだから,被告人は言いたいことを言えばいい。
それが通るかどうかは分からないが。
ところで,被害者の娘とその夫が裁判の傍聴に来ており,遺族として何らかの会見を開いたようだが,私はあの遺族を見ると,選挙に補充立候補して落選したときのことを思い出す。
あの時,夫の落選の報を聞いた前市長の娘は「伊藤一長はその程度の人間でしたか?」と涙ながらにコメントしていたが,あのコメントが,凄く腹立たしかった。
特定の人の業績を評価する者は,その娘の夫にまで信頼を寄せるものだと本当に考えているのかと思った。
いくら父を失い,夫は落選してしまった直後で取り乱していたことを割り引いても,納得できないコメントだったな。