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相変わらずの人権感覚

 広島市で起きた小学生殺害事件の被疑者が,今日の未明三重県で逮捕された。

 今夜のフジテレビのニュースで,コメンテーターが,被疑者を護送した時に,顔を隠さなくても良かったのではないかと主張していた。
 その理由として,①これほど社会を震撼とさせた事件であり社会の関心も高いから。②被疑者が犯行を認めていない以上,顔を公にして公から情報提供を受けるべきだから。と主張していた。

 私はこの主張に到底賛成できない。

 たしかに,この事件が社会を震撼とさせたことは間違いない。真犯人には厳しい刑罰を与えなければならないことも間違いない。
 でも,だからといって,今の段階で被疑者の顔を公開するというのはおかしい。
 フジテレビの主張には,被疑者=真犯人であるという前提があるのだろう。
 しかし,今の段階では,逮捕状を出した裁判所は,警察の主張のみを聞いて犯罪の疑いがあると判断しただけである。
 一方,真犯人か否かは刑事裁判で判断されるものである。そして,刑事裁判は,検察官の主張だけでなく,被告人・弁護人の意見も平等に聞いたうえで,証拠に基づいて,被告人が真犯人であることに疑いがないかどうかを判断するものである。
 フジテレビは,この違いをどう考えているのだろうか?

②被疑者が犯行を認めていないから顔を見せろというのは,被疑者の黙秘権の蹂躙である。
 犯行を否認した場合には,護送されるときの顔を全国にさらされることになるというのでは,犯行を否認することは,自己の名誉とプライバシーを捨てなければならないということになる。
 被疑者には黙秘権があり,自白義務などない。また,被疑者には名誉権もプライバシー権もある。
 人権の間には,表現の自由とプライバシー権のように,厳しい緊張関係にあるものもある。
 しかし,黙秘権と名誉権との間に厳しい緊張関係があるとは思われない。
 ところが,フジテレビは黙秘権を行使することは名誉権を捨てることを意味すると考えているようである。

 フジテレビの方々は,人権をどのように考えているのだろうか?

 ロス疑惑の三浦事件や松本サリン事件で,マスコミは何を学んできたのだろうか?
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by nonnbei871234 | 2005-11-30 19:13 | 時事 | Trackback | Comments(0)

お包み?

 病院内では,医師や看護師に「お礼」と言われる金品を贈る方が結構いる。

 私も,結構金品を贈られたことがある(私は飲兵衛との噂が立ち,アルコールを贈られることが多かった。ナポレオンが送られてきたこともある。何度も書いているとおり,私は1滴も飲めません。)。



 私だって,給与労働者だから,もらえるものならと思わないでもない。でも一切受け取らない。理由はこんなところだ。

①就業規則に,はっきりと贈答の禁止が規定されていることから,贈答品を受け取ることは就業規則に反すること

②私は労働者として活動しているのであり,労働の対価は職場から給与という形で受領している。これを超えて,患者様から贈答品を受ける立場にはないこと。

③相手方が贈り物を贈る動機が不明であることから,後々変なしがらみに巻き込まれる危険があること。



 以前,突然寿司が届けられたことがあったが,そのままお返しした。



 就職してから7年半,患者様の関係者から金品を受け取らないことは守り通している。残念ながら亡くなられた方の形見分けも一切受けていない。

 

 これが私の自慢である。



 ちなみに,私は国公立病院に勤める「公務員」ではないので,贈答品をもらっても,収賄罪に問われることはない。



 一方,大学の仲間が勤める某公立病院では,「田沼意次時代」を彷彿とさせるような贈答文化があるようである。

 某公立病院の看護師は公務員である。

 公務員が職務に関して受け取る金品は賄賂であり,それを受け取れば,収賄罪になる。

 でも,院内ではそれが当たり前で,「今日はチップが結構入ったから遊ぼう。」みたいなことがあるようである。



 平等に仕事をしても,贈答した金額で差をつけているように,患者様から疑われてしまうことは,私は悲しいことだと思うのだが。



 食わねど高楊枝の清貧路線,これからも続けます
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by nonnbei871234 | 2005-11-29 19:12 | 職場 | Trackback | Comments(0)

6場所完全制覇

 大学1年のとき,パン屋でアルバイトをしていたことがあった。手先が不器用なのを見抜かれてオーブンのほうには回されず,フリフリのかわいいエプロンとカチューシャをかぶって売り子をしていた。今年突然「萌えた」メイド服に近い格好だった(それはそれで楽しかった。まさに,赤信号みんなで渡ればである。)。



 そのパン屋に,ある日突然芝田山親方(元横綱大乃国)がやってきて,食パンを買っていった。

 そのとき,もう髷は落としていたが,すぐに親方だとわかった。

 会計後「親方,握手してもらっていいですか?」とお願いしたら「いいですよ。」って手を出してくれた。当時は今みたいに携帯にカメラなどついていなかったから,写真は残っていないが,懐かしい思い出である。



 その大乃国は,横綱としては不甲斐ない成績しか残していない。

 そして,勝負師としては,なんとも穏やかな顔をしていた。ウルフと呼ばれた千代の富士と比べて,顔だけで損をしていたような気がする。



 昨日,前人未踏の年6場所完全制覇を果たした朝青龍は,負けん気の強い目付きが印象的である。



 朝青龍は北の湖以来の本格的な悪役横綱だが,本当に強くなければ悪役は務まらないので,これからも悪役を続けてほしい。

 ヒーロー琴欧州vs悪役朝青龍の因縁の対決なんて構図が作れれば,少しは観客も入ってくるだろう。



 ちなみに,以前にも書いたが,私は基本的には判官贔屓なのだが,相撲については朝青龍を応援している。

 貴乃花のように勝っても負けても能面のような表情をすることが美徳とされている世界にもかかわらず,喜怒哀楽を正直に出すところが好きだ。ただ,左利きだから左手で手刀を切る頑固さが好きだったのに,最近は右手で受け取っているようである。こっちは残念だ。
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by nonnbei871234 | 2005-11-28 19:11 | 時事 | Trackback | Comments(0)

情報公開からの離脱

今年9例目の脳死者からの臓器移植が行われたようである。



 臓器移植は,1968年の札幌医大で行われた「和田移植」と呼ばれる行為によって,国民の間に抜きがたい不信感を招いた。

 それから30年たって制定された臓器移植法によって,臓器移植医療はようやく緒についた。今の臓器移植は,和田移植の反省から,徹底的な情報公開が求められているはずである。



 ところが,臓器移植を受けられる患者様を選定する重要な役割を担っている社団法人臓器移植ネットワークという法人は,独立行政法人情報公開法の適用を受ける法人には指定されていない。

 だから,この法人が,移植される患者様をどのように選定したのかという,最も重要な点が,情報公開法で追跡できないのである。



 もちろん,この法人が恣意的に患者様の選定作業を行っているとは思わない。

 でも,国民が選定プロセスを知りたいと思ったら,いつでも情報にアクセスできるようにしておく場合と,そうでない場合では,何か疑念が生じた場合の信頼がまるで違うことになる。



 臓器移植医療に携わる法人は,是非とも独立行政法人情報公開法の開示実施機関に加えてもらいたいものである。
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by nonnbei871234 | 2005-11-27 19:11 | 時事 | Trackback | Comments(0)

流行に鈍感

 私は,流行というものにまるで関心がない。なんか,ファッション産業界に踊らされているよう感じるからだ。

 もともと,被服にほとんど関心がなく,大学時代はTシャツ+ジーンズ+すっぴんという格好でほぼ4年間を通してしまった。



 そんな私でも,旦那を無事獲得したのだから,服に金銭を使うことと,結婚との間には因果関係はなさそうである。



 ただ,あんまり服がないので,旅行のときや旦那の両親が来たときなどには,困る。

 そういうときには,後輩に付き合ってもらって,洋服を買い込んでくる。



 ところが,後輩と一緒に買い物に行くと「これなんかいいんじやない?」と言ってもらうと,「そうね。じゃ,これ買う。」ということになることを後輩に見抜かれた。

 ということは,私が行かなくても,後輩が行けば用が足りるということである。

 だから,今日は後輩が私の服を買って来てくれることになった。

 ありがたいことである。



 後輩は,流行にあわせて洋服を購入することが趣味であり,旅行をするときは全部しっかりしたホテルを予約するタイプである。

 私は,流行に逆らうことことが趣味で,旅行をしたときには野宿をする人間である。



 この2人の仲がいいというのは,実に笑える。
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by nonnbei871234 | 2005-11-26 19:10 | 日常 | Trackback | Comments(0)

踏切信号

静岡県内には,以下の旅客鉄道会社が走っている。

① 東海旅客鉄道(JR東海)

② 東日本旅客鉄道(JR東日本)

③ 伊豆急行

④ 伊豆箱根鉄道

⑤ 岳南鉄道

⑥ 静岡鉄道

⑦ 大井川鉄道

⑧ 天竜浜名湖鉄道

⑨ 遠州鉄道



 この中で,最もマイナーなのが,岳南鉄道という鉄道会社で,地元民か鉄道ファンでもない限り,知る人はほとんどいない。

 終点は岳南江尾という駅なのだが,岳南鉄道に乗りたいと思った奇特な方が,東海道線の最寄り駅である「東田子の浦」という駅でタクシーに乗って「岳南江尾駅まで」と言っても,運転手さんがわからなかったという話もあるくらいである。



 その岳南鉄道と幹線道路が,富士警察署のすぐ東側の大きな交叉点のところで踏切交叉する。



 その踏切のところに「踏切信号」という珍しい信号が設置されている。

 踏切信号が設置されている踏切では,信号が青なら自動車は一時停止する必要がない。(←運転免許をとって随分経つ皆さん,ちゃんと覚えていますか?)

 だけど,踏切信号なのか,交叉点の前の予告信号なのかがよくわからない(見にくい)構造になっている。



 今日私が踏切を一時停止しないまま岳南鉄道の踏切を通り過ぎたら,助手席の後輩が「一時停止義務違反だ。」と騒いでいた。

 私が「踏切信号があるから一時停止義務はない。」と説明したのだが,後輩はそもそも踏切信号はなかったと納得しない。

 ついには「昼飯を賭けよう」ということになった。



 というわけで,私は昼ご飯をしっかりおごってもらった。

他人の金で食べる「サービスランチ地魚定食」はうまかった。



 岳南鉄道さま,あなたのおかげでおいしいお昼ご飯を頂けました。これからもジミに活躍してくださいね。
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by nonnbei871234 | 2005-11-25 19:09 | 職場 | Trackback | Comments(0)

ホテル休業

 静岡駅の北口から歩いて数分のところに,ホテル三交インというホテルがある。

 私自身が宿泊する機会はないものの,1階にあったコンビニは利用したことがあった。

 そのホテルが突然無期限の休業になった。

 今全国で問題となっている姉歯設計事務所が建設に関与していることが判明したからである。



 同時に沼津駅南口前に建設中であったホテルも建設中止になり,今日は県西部のビジネスホテルも休業になったとのことである。



 この件で,設計事務所,検査機関,施工主,建設業者などが見苦しい責任のなすりつけ合いをしているが,これがこの国の「無責任」体質の真の姿なんだろう。



 それにしても,姉歯という設計士か全国の数多くのマンション・ホテルの建設の関与していることに驚く。こんなに多くの設計を1人で行っていること自体が怪しいのではないかと,事件発覚後に思ってしまう。

 

 6400人以上の阪神・淡路大震災の犠牲者に「日本は地震に強くなりました。」と報告できる日が来るのは,まだまだ先のようである。



 皆さんのおうちは,大丈夫ですか?
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by nonnbei871234 | 2005-11-24 19:08 | 時事 | Trackback | Comments(0)

勤労感謝の日のお仕事

勤労感謝の日に,午後11時まで働いてきた。

 仕事があって,給料を受け取って,平凡に生活できる。たしかにありがたいことである。



 休日の病院は,平日よりも静かなので,事務の仕事もはかどるのだが,23日は遅々として進まなかった。

 なぜなら,何がいいたいのかが全然分からない報告書が数件あったため,それを基にして作成すべき書類を作成できなかったからである。



 なので,昨日は報告書の様式を統一してしまおうと考え,その雛形作りにのめりこんでしまった。

 全部書いてもらうのが大変なようだから,いわゆる1問1答形式を導入することにした。

 これを見て,私が作文をすればいい。



 そもそも,ビジネス文は(文学作品じゃないのだから),5W1Hがしっかり書かれて,主語と述語の関係がしっかりしていなければならないし,かつそれで十分なのである。

 でも学校では,そういうトレーニングを受ける機会がほとんどない。



 高校では,こういうことを学んできてくれるとありがたい。
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by nonnbei871234 | 2005-11-23 19:07 | 職場 | Trackback | Comments(0)

新年の御挨拶

 昨日,職場では役職員全員が集まっての「新年のご挨拶」の写真撮影があった。



 そんなご挨拶の写真を見て楽しい人がどこにどれだけいるのか甚だ疑問なのだが,私の職場では恒例行事となっている。

 ただ,10年前のご挨拶の写真などを見て「●●先生にはまだ髪の毛があったんだ。」とか,「××さんは,あの頃のほうが太っていたんだ。」と内輪受けに利用されるものである。



 その写真だが,写真撮影の日は,看護部の女性はキャップをかぶることになっている。

 実際の現場では,去年の4月から自由化(かぶってもかぶらなくても構わないということ。)されたのだが,かぶっている人など全然いない。

 ただ,新年の年頭式,4月の入職式,6月の総会(株主総会みたいなもの。),記者会見のとき,そして集合写真を撮るときはキャップをかぶることになっている。

 私は,そんなバカバカしい内規は廃止せよと主張しているのだが,保守派の反対に遭い,まだ実現していない。



 ということで,昨日は6月以来久々にキャップをかぶったのだが,やっぱり面倒である。

 写真撮影後も,一部の方々はかぶっていたようだが,私はすぐに外してしまった。



 そうそう,出来上がった写真だが,写真写りのいい方,悪い方それぞれである。

 そんなに緊張しなくてもいいのにという顔の横で,私は何かいいことがあったのか?と突っ込まれるように含み笑いを浮かべていた。
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by nonnbei871234 | 2005-11-22 19:06 | 職場 | Trackback | Comments(0)

医療債権の消滅時効

 民間病院の医療費報酬の時効は3年である。

 これに対して,公立病院の診療報酬の時効は何年なのかについては,5年とする説があったのだそうだ。

 今日,これについて,最高裁判所の判決があり,公立病院の場合でも医療費の債権は3年で時効にかかるという判決が確定した。



 民間病院で,未回収債権の回収に東奔西走している私としては,公立病院と民間病院で時効期間が異なる合理性が分からないので,この判決は妥当であると思う。



 あまり知られていないが,債権者側から時効を止める方法としては,訴えを提起するか,差押・仮差押・仮処分をするしかない。支払い催促の請求書を送っただけでは時効を阻止できないのである。



 なので,うちでは弁済期から2年を超えた債権について,早期に今後の方針を決めることになる。

 請求断念,損金処理となる債権もあるが,最近は,うちでは裁判を行うことを選択する場合が多い。



 債務者からは,「病院が裁判なんて,信じられない。」などと聞くことが多い。

 でも,私には,2年も費用を支払わずにしらばっくれていた自分を棚上げしているとしか思えない。



 この前は,あまりに不誠実な債務者の方の給料を差押さえた。

 その債務者からは,「会社にそんなものを送って俺に恥をかかせた。土下座しろ。」との電話がかかってきたそうだ。



 債権回収は疲れるものである。
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by nonnbei871234 | 2005-11-21 19:05 | 職場 | Trackback | Comments(0)