夕方に,地方裁判所に債権差押の手続に行ってきた。
裁判所で成立した和解を守らなかった場合には,債務者の住所地を管轄する地方裁判所に債務者の預貯金や給与の差押を請求することができる。
この債務者は,1年以上前に「分割でお支払いする。」とのことで裁判所で和解となった。
ところが,1度も支払いをしないまま,毎月「突然の葬儀で・・・」「体調が悪く行けない」などと言い訳ばかりしている。それでも数ヶ月は申し訳なさそうだったが,最近は「今月も無理です。仕事が忙しいので」って感じだった。
最後通告で,20日までにお支払いをと言っていたら「18日の19時なら時間が空いているので,少しでもお持ちします。」と言っていた。
が,「急な用事で出張になったので,いけません。」とのことだった。
示しがつかないので,他の用事を飛ばして,夕方までに債権差押申立書を作成し,地方裁判所に提出してきた。
25日に振り込まれるはずの給与の25%が差し押さえられ,振り込まれるのは75%となるだろう。
手取り32万円の人が,手取り24万円になるんだから,驚かないはずがない。
25日には血相を変えて,職場に乗り込んでくるだろう。
1年近くも,葬式やら急病やら仕事の都合で来ることができないところでも,クレームをつけるためならすぐに来ることができるのは,どうしてだろう?
そんなときには「お久しぶりですね。」と言ってあげよう。