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救われない人

今日,うちの病院の医師に誘われて,ハイキングに行って来た。

 ハイキングと言っても,3時間ぐらい山歩きをしただけという感じだが。



 そこで,高校時代の知人の話になった。

 その知人は,高校時代とっても優秀で,東京大学法学部を卒業しているそうである。



 だが,財閥系の商社に就職した後に,一般職の女性などと衝突し,職務を放棄して帰宅するようなことが度々あったそうである。



 結局,半年も経たずに退職(諭旨解雇)になったそうである。

 その後一念奮起して司法試験を受けたものの,2年ほどで挫折。

 その後,地元の市役所に就職したものの,今度は上司と衝突して3箇月で退職。

 その後職を転々として,今は新聞配達員をしているそうである。

 だが,新聞配達の仕事も無断欠勤が多く,解雇は時間の問題ということらしい。



 医師の話では,この前あったときに精神疾患を疑ったようだが,精神疾患ではないとのことであった。



 今でも,彼は学歴を鼻にかける傾向が強いという。

 新聞店でも「東大時代にどうのこうの」と話をすることが多いらしいが,新聞店の方々は,それを聞くたびに哀れみの目を向けているとのこと。そうだろうな。

 

 要は,宗教の力で,そういう人に心の安定をもたらすことは可能なのかと聞かれた。

 私は,宗教家ではないので,答えが出るわけもない。



 さっき,旦那に聞いたら,自ら神に救いを求めれば神は救いを与えるものだか云々と言っていた。

 周りが救いを求めても,自分から救いを求めないとだめということか?



 社会に適応できないというのは,一種の病気だと思うのだが,医学の方向からも,宗教の方向からも,救えないということか。



 ちなみに,その兄は,衆議院議員である。
by nonnbei871234 | 2008-05-04 20:30 | 日常
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