新書本が,雨後の筍のように,あちらこちらの出版社から出版されている。
私も旦那も新書本をたくさん持っているが,まさに玉石混交といった感じ。
老舗の岩波新書は,読みにくいことでは,他の追随を許さない。
どうして,あんなに読みにくい本が商業ベースに乗るのか,私にはそちらのほうに関心がいく。
高校などの課題図書で,読みにくい岩波新書を無理やり読まされた人も結構いるのではないか。私もその1人だが。
ところが,今日読んだ「アフリカ・レポート」という岩波新書は,とっても読みやすかった。
著者がもともと朝日新聞の記者だったということで,もともと文才があるのだろう。
たまには岩波新書も読みやすい本を出版するんだ。
だから,最近雨ばかり降っていたのだろうか。
で,読み終わった後に,どうして,この本が読みやすかったのかという視点で,また斜め読みしてみた。
そうしたら,英語をそのままカタカナ表記したような表現が,とっても抑えられているということに気付いた。
それだけでも,読みやすさは随分ちがう。
行きの電車で大方読み終えてしまったので,帰りにはまた新書本を買ってしまった。
今度は中公新書だ。
こちらは,果たして読みやすいだろうか?