企業の不祥事というのは,内部告発から明るみに出ることが結構ある。
経営者は腐りきっているが,内部で働く者はまだ腐りきっていないということだろう。
その内部告発,告発者は首をかけて告発するのだが,それを受ける側の監督官庁は,その重大さが分かっていないことが多い。
面倒な仕事が来たということで,「聞かなかったことにする」という対応が多いようである。
そうならないようにする内部告発方法は,誰がその告発を受け付けたのかを客観的に明らかにすることである。
告発のときには,家族でも誰でもいいから,その場面を誰かに撮影してもらうというのが,最も効果的だという。
そういう場面を撮影されていると,後日「聞いた覚えはない。」という言い逃れが効かないので,聞かなかったことにすることができないからである。
内部告発をするような場面では,その程度のことはしないと,自分が粛清されて終わりということになってしまうものである。