ナースコール,出来た当時は結構革命的だったのかもしれないが,今では不便さが目立つ気がしないでもない。
深夜勤(基本的には2人勤務)で,ナースコールが鳴り響く日に当たったりすると,勤務が終わる頃にはヘトヘトである。万歩計をつけていたら,結構すごい数字を出していたのではないか。
そのナースコールの理由も多種多様だが,たとえば悪寒がするとか,尿意を催すなどという理由なら,何度ナースコールで呼ばれても,大して記憶に残らないものである。
ところが,理由が精神的要因に基づくものだと,記憶に残るし,精神的な面でのケアが必要となる。
極端な被害妄想などは,かなり疲れるものである。
「夕方巡回に来た看護師に財布を取られた。年寄りだと思って馬鹿にして。」などという理由でナースコールをされても,どうしようもない。
今は「病室に大蛇がいて,とぐろを巻いてこっちを見ている。」というナースコールが毎日かかっている。
嘘を言ったり,寂しさからナースコールを鳴らすタイプの方ではない。
幻覚を見ているか,夢と現実の混同しているのか。
こういう理由でのナースコールを受けた場合の対処方法が書かれている本があるぐらいだから,世界中に同じような画像を見ている方が相当いるということなのだろうか?
それにしても,大蛇に睨まれてる映像が映っていては,怖いだろう。