28日に,裁判所から判決正本が4通も届いた。
日付は,26日付けが1通,27日付けが3通である。
相手方が欠席すると,判決というのは至ってシンプルである。
ものの3行程度である。
三行半といったところである。
今回も,4件全部が相手方欠席の案件であったので,そんな判決だった。
判決にはたいてい「仮執行宣言」というのがついている。
相手方が控訴していても,強制執行ができるという「お墨付き」である。
ただ,強制執行というのも,そう簡単にはできないので,そのための準備をしなくてはならない。
その準備が終わってふと見ると,1件の判決に重大なミスがあることに気付いた。
判決日が「昭和19年3月27日」と記載されていた。
裁判所の職員も所詮は人間である。こんなミスをするものなのだ。