昼過ぎに,静岡市立静岡病院などに行ってきた。
帰りは所用もあり,静岡病院から静岡駅まで歩いた。
そうしたところ,目の前で,花束が強風にあおられて道路を転がっていった。
何の花束なのか分からなかったのだが,拾いあげ,他にも花束が幾つか置いてあったところに戻ったところ,そこは県庁前であった。
衛視の方に「花束が風で転がっていたので拾ってきました。」と言うと衛視の方は「これはお供えなんですよ。」と教えてくれた。
静岡県庁の前では,先日,静岡空港事業に反対する方が,焼身自殺を図ったのである。
その方に対する供花だそうだ。
供花はすべて県庁の敷地ではなく,道路に供えられていた。
供花がされていた場所のすぐ北側には供花する竹筒などを設置できるような場所もあるのだが,その場は使われていない。
供花される方々が,竹筒などを用意してこないのか,それとも県がそういうことに敷地を使わせることを認めないのか。真実は分からない。
風に舞って転がる供花を拾って,心重くなる出来事であった。