今日は,18時から21時まで,師長たちと個人情報管理の検討会がある。
10月1日昇格の師長にとっては,前倒しの師長仕事ということになる。
今日は,8時間労働が原則ということで,21時まで出勤ということの逆算で12時に出勤すればいいことになっている。
個人情報保護法が施行されて1年半,病院での個人情報保護は,まだまだ試行錯誤だ。
「××さんが入院しているか知りたい。」と電話をかけれたときの対応なんてのすら,まだ揺れ動いている。
カルテの開示などに関しては,国公立病院と私立病院とでは,個人情報保護を規定している法律が異なる。
だから,東京に出張して,都内の大規模私立病院などで個人情報管理の方法なども見学させてもらったりもした。
だが,まだまだばらつきがあるのが現状である。
以前は病室前に,患者様の名前をフルネームで書くプレートがあることなんて当たり前だったのだが,今では,それも問題視される世の中だ。
今日は,私が作った当院の個人情報保護規定で不便になった点を列挙されるという点では,怖い日でもある。
過剰反応だった部分は緩和してもいいだろう。
だが,どこまで緩和できるのかは,悩みの種である。
私も,個人情報保護を学問として専攻したことはない。だから,「他の多くの病院では同様のことをやっている(やっていない)」「だからうちでもやって大丈夫だろう(やってはまずいだろう)。」という「右に倣え」方式で運用を決定しているところも結構ある。
その点を突かれると,結構辛い。
事前通告されている要求に対しては,一定の回答(変更するものと変更できないものの双方がある。)を用意している。
でも,その回答に納得してもらえないと,審議が白熱(紛糾)してしまう危険もある。これも結構辛い。
看護現場を知る者として,いいたいことが分かるだけに,それにNOの回答をするのも,結構辛いときがある。
個人情報管理は,ほんと難しい。