飲酒運転集中取締りで,1126人が検挙されたと報じられていた。
これだけ集中的には飲酒運転についての報道がされているのに,飲酒運転をするその規範意識の低さに呆れるばかりである。
飲酒運転について,今まではかなり「寛容な」社会だったような気がする。
ちょっとぐらいは大丈夫という勝手な理論で,飲酒運転をする人は非常に多かった。地方都市では,今でも駐車場完備の居酒屋が目立つものである。
うちの近くでも,酒を提供する駐車場完備の飲食店が結構ある。
ほろ酔い加減で自動車を運転する人を目の当たりにすると,ほんと腹が立つ。
酒酔い絡みの事故で運ばれてくる患者様も何回も処置してきた。
当然,加害者と話をする機会はほとんどないが,後であの事故の加害者は酒を飲んでいたなんて聞くと,非常に腹立たしい。
だから,最近の厳罰化傾向には賛成である。
そんなこんなで,この期にうちでも,就業規則を改正して,飲酒運転即解雇というルールをという人もいるが,解雇した後に「処分が厳しすぎる」として裁判を起こされたら,勝つ自信はない。
事故を起こさなかった場合には,摘発1度目は停職,2度目で解雇なら勝てるかも。
皆さんも酒を飲んで運転するようなことがないようにしてくださいね。