11年前,世界中を震撼させた「地下鉄サリン事件」などで首謀者とされた,松本智津夫の死刑が確定した。
26人に対する殺人と,1人に対する監禁致死,合計27名の命を奪った責任を,自らの命で償うことになる。
オウム真理教が惹き起こしたとされる一連の事件で死刑判決を受けているのは13名で,2名が確定,9名が最高裁で裁判手続が行われており,2名は高裁での審理が続いている(今日の新聞報道)。
このうち,松本を除く12名の中では,既に松本への信仰を捨てた者もいるが,今でも松本に深い帰依を示しているのもいるという。その信仰心の篤さを考えると,いい師にめぐり合っていれば,立派に社会貢献できたのかもしれないなんて思う。
また,地下鉄サリン事件から11年経った今でも,少なくない数の信者が,信仰生活を送っている。
驚くべきことである。
伝統的な仏教,キリスト教,神道の宗教家は,何をやっているんだと叱咤したくもなるものである。
どうして,出来損ないのアザラシみたいな奴が,人々の心を掴めたのか,その点は今後もっとしっかり研究してほしいものである。
最後に,一連の事件で命を落とされた皆様に改めてお悔やみ申し上げます。