毎日新聞に,JR東日本の普通電車用のグリーン券の話が載っていた。
何でも,大宮から横浜まで普通電車のグリーン券を買ったのに,グリーン車は満席で,座れなかった。
という悲哀の話題である。
グリーン車内には「立ち席にもグリーン券が必要」と書いてあったとか。
これを見ていて,何でこんなに大人しいのかなとおもってしまった。
グリーン券を買う理由。それはどう考えても,グリーン車に座りたいたらであって,グリーン車の車内に立ちたいからではあるまい。グリーン車の車内に立ち入ることのみを目的として追加料金を払うだけのサービスは行われていない。
立ち席でもグリーン券が必要との張り紙は,「座らないからグリーン券を持っていなくてもいいだろう。」と主張するやからに対する警告としての意味しかなく,満席のために本当に立っていても料金が必要という趣旨ではあるまい。
だから,お金を出したのに座れなかったら,きちんとグリーン料金の返還手続を要求すべきだと思う。
グリーン席に座れなかった場合には,車掌の証明書を添付して料金の払い戻しが受けられることの説明をしないJR東日本の説明方法には大変問題がある。
ただ,民営化して20年近く経つが,所詮は元国鉄である。
サービスがいつ先祖帰りするかわからない組織であることは,肝に銘じておかなければなるまい。
コンピュータ化が進行した今日なのだから,普通車のグリーン車も座席指定にさほど困難は伴うまい。
指定化も検討されてよい時期だろう。