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韓国新聞の社説

韓日米強調回復しなければ

北朝鮮ミサイル発射をきっかけに日本憲法が禁止している「海外での武力行使」を実現しようとする日本の対応は批判されて当然だ。特に先制攻撃論は決してしてはいけない発言だった。それが現実化された場合、韓半島は戦地になるのが明らかだ。こうした点を知りながら次期首相候補を含む中核官僚らがこんな非常識な発言をすれば正常な政治家とはいえない。自国民を扇動する目的をもつ先制攻撃論は、北核問題をさらに混乱させるだけだ。

こんな日本も問題だが、我々政府がこれをきっかけに日本とまるで「外交戦争」をするかのように対応するのも情けない。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は日本の対北先制攻撃論が日本の侵略主義的の傾向を表した挑発的な妄言だと規定し「日本政治指導者らの傲慢と妄発に強力に対応する」と明らかにしている。もちろん政府として日本のこんな常識のない態度をそのまま見逃すわけにはない。したがって青瓦台の立場表明も理解はできる。

問題は日本に対してはこれほどまでに即刻、かつ強硬な立場を示せるのに、いざミサイル発射のときは我々安保を脅かした北朝鮮にはのんびりとしか対処できないという点だ。これまでこの政府が見せた安易さはすべて列挙できないほどだ。政府は「北朝鮮ミサイルは誰かを狙ったものではない」「国民を不安にさせないために大統領は表に出ない」など言い訳攻勢だ。「また同じようなことが起こっても同じように物静かに対応するほかない」なんていう発言には言葉を失う。核実験をしてもこんな対応を取るとでも言うのか、とうてい理解に苦しむ。

大多数の国民がもつ不安感はなんとも感じないとは、これを「政府」と思わなければならないのか強い疑問を感じる。

北朝鮮にはきちんと抗議1つできなかった政府が、日本に対して強硬すぎる姿勢を続ければほかの「政治的目的」があるとしかみられない。韓日両国は易地思之の立場で互いに見なければならない。何より当局者らの発言は慎重にされなければならない。我々は「日本のように夜明けからばか騒ぎをしなければならない理由はない」という表現は書いてはいけないし、日本も先制攻撃論のような発言は慎まなければならない。

今回の「ミサイル危機」は両国はもちろん北東アジア全体の安保を脅かすまさに重大事態だ。知恵を出し合ったとしても解決策が出るかどうかわからないというぐらいなのに「北朝鮮のミサイル発射」という本質は忘れ、こんなに対立ばかりもたらせば両国にとっても決して役に立たない。(韓国の中央日報社説)



 まったくである。

 今回の件で,韓国政府が北朝鮮ではなく,日本のほうに目くじらを立てている様子は,滑稽である。



「敵の敵は見方」というが,韓国政府の対応を見ていると,どうも真の敵が日本で,日本の敵の北朝鮮は見方ということに思えてくる。



 靖国神社参拝など,日本国内でも批判が強い行為を強行している小泉を快く思わないのは分かるが,だからといって,今回の北朝鮮の姿勢を擁護するというのは,完全に大局的視点を見誤っていると思う。
by nonnbei871234 | 2006-07-12 19:20 | 時事
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