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役所の統計

収納率維持目的に過少処理 税滞納額公表で千葉市調査

 千葉市が公表している市民税の滞納繰越額が、コンピューターの計算より年間数10億円少なかった問題で、原因を調査していた同市税務部は15日「税金の収納率を維持するために、数字を操作したと考えられる」と市議会に報告した。
 各地の社会保険事務所による不正免除手続きと同様、滞納繰越額を少なくすれば、見掛け上、市税の収納率が上がる仕組み。公表された収納率は1999年度から2004年度にかけて毎年約92・5%だったが、実際は約88・5%だった。
 税務部は当時、税制課や納税管理課にいた職員ら26人から聞き取り調査。一部は「97年度から数字を操作していたと記憶している」などと回答し不正処理を把握していたが、改ざんを指示した職員や、始まった時期などは特定できなかったという。 (共同通信)



 データの改ざんなんてものは,どこの役所でも大なり小なり行われている。

 以前ここに書いたが,花粉症対策に杉を伐採したのに花粉が減らなかったので,効果を改ざんした林野庁なんて例もあったし。



 公表されている数字には,いろいろなからくりがある。

 何を信じて何を信じないのか,なかなか難しいところであるが,役所に利害関係が生じない数字は信じてよかろう(気象庁が特定観測所の最高気温を改ざんすることは,考えられないだろう。)。

 役所が責任を追及されたり,天下りの影響が出たり,予算獲得に影響が出る可能性があるような統計は,からくり付きだと思ったほうがいいかも。



 そういえば,怪しいのが総裁を務めている日銀が出した「2000円札の流通量は,5000円札を上回っている」との情報は,どんなからくりがなされているのだろうか?
by nonnbei871234 | 2006-06-16 22:13
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