05年8月6日の日記で,大学院生殺害事件で,兵庫県が上告したことを,「往生際が悪い」と批判した。
19日に,最高裁判所は,兵庫県の上告を棄却した。
この結果,約9700万円の賠償を命じた神戸地方裁判所の判決が確定した。
上告してから,これが確定するまでの約5箇月間で,兵庫県が新たに負担することになった遅延損害金は,約220万円である。
その他に62万円の上告手数料も支払っている。
結局,兵庫県警が往生際悪く上告したせいで,280万円も余計な経費がかかったことになる。
事件現場で,ろくな捜査もせず,被害者死亡後は被害者救済を拒否する。
そのツケは,兵庫県民の税金から賄われる。
何度か書いたが,最高裁判所からの決定文って,たった2枚(しかも2ページ目は裁判官の名前が書いてあるだけである。)しかない。
この2枚をもらうために,280万円もの余計な金を使った県警,それに同意した県議会は猛省すべきである。