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正しい説明ができないマスコミ

「はだしのゲン」という漫画について,松江市内の小中学校で閉架措置が講じられていたことが明るみに出た。

 このことの是非についていろいろ議論されているが,閉架措置について教育委員会という合議体で議論されなかったという手続的な問題点について踏み込んだ説明がされていない。

 教育委員会というのは合議制の組織で,誰か1人の独断で物事は決められない。
 ここについての理解ができていないから,ここの部分の議論がないがしろにされる。

 そして,今回の本質は,「はだしのゲン」というものが日教組が大好きな作品であって,これを保守勢力は毛嫌いしているというところだ。
 松江といえば,保守的地盤が強い地域だが,日教組も一定の力が残っている地域だ(このあたりに,保守的地盤が強く,日教組が壊滅している栃木・群馬あたりとは決定的な違いがある。)。

 日教組なんてところは,昔は「漫画」を嫌っていた。漫画なんて読むと学力低下を招くとか言っていた。少なくとも昭和のうちはそんなことを言い続けていて,学校の図書室に漫画なんてものが並ぶことはなかった。
 なのに,この本は日教組にとって「いい教材」だからということで,例外的に図書室に並べるよう求めた本だ。

 今回の松江の件は,日教組がゴリ押しして図書室に並べた本を,保守派がゴリ押しして本棚から撤去したという構図だ。
 そういうところをどうして報道しないのかな?
by nonnbei871234 | 2013-08-20 22:03 | 時事
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