大分市の3月定例議会が11日始まり、2月の市議選で初当選した覆面レスラー、スカルリーパー・エイジ氏(44)が覆面姿で本会議に出席しようとしたが、議会事務局に止められ議場に入れなかった。エイジ氏は記者団に「悔しい。覆面を取れば全く別人になってしまう。今後も取らない」と強調。着用を認めない主要会派との対立は続きそうだ(11日日本経済新聞)。
レスラーマスクを外したら,別の人になってしまうという,その前提が私には分からない。
市議会議員として仕事がしたいのなら,とにかく市議会に出席することが必要なのではないか?
そして,市議会において,どういう服装をするかということは自主的に「多数決」で決定することであり,個々の議員が「表現の自由」とかいう筋合いのものなのかという点にも疑問を感じる。
市議会議員は議会事務局に対して表現の自由という「国家からの自由」を主張する立場ではなく,権力を有する一員として権力を適正に「行使」する立場ではないのか?
マスクを着用を認めないと有権者の意思を無視するとか言っているようだが,当選した議員は市民全員の代表者で,投票しなかった有権者との関係でも有権者から負託を受けた存在のような気がする。
レスラーマスクをしなければ市議会議員としての活動ができないというのであれば,市議会議員に立候補すること自体が間違いだと,私は思う。