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悪弊

何も考えないマスコミ記事のひとつに「カレンダー記事」というのがある。
今「あれから2年」のニュースが花盛り。
しかし、その切り口は97年1月17日前後に見た記事と瓜二つ。

もう少し、まともな番組が作れないのかね。

以前、静岡新聞の記者が病院で行われた訓練を取材に来たことがあった。
訓練の内容は、猛暑の8月に地震で停電になり自家発電も使えないという想定で、そこでどういう医療行為ができるかを洗い出すというものだった。
記者に対して「猛暑の中で1泊すれば、いろいろ感じられるでしょう」と宿泊を勧めたが「それでは客観的な報道ができない」と帰ってしまい、翌日9時頃、汗まみれの私たちに「昨夜は大変でしたか?」なんてインタビューしに来た。そして「大変でした」との回答を受けて帰っていった。
何をしに来たのか、さっぱりわからない記者だった。

マスコミには、
事実は客観的に、
意見は主観的に、
の意味が分からないだろうな。
事実は、伝え聞いたもの(取材したもの)ではなく、自分で体験したもののほうが真実だ。
ただ、事件事故は自ら経験しないから、伝え聞いたことを代替的に記事にする。
自分で経験できる機会を放棄するような輩には、いつまで経っても「客観的な報道」はできまい。

テレビを購入する気力がますます失せた朝だった。
by nonnbei871234 | 2013-03-06 08:04
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