韓国籍の知人(大正15年生まれ)が去年9月に大阪に引っ越していった。
「静岡県では,韓国籍の人に対するイジメがひどい。60年以上静岡に生活していたけどもう限界。大阪は在日韓国人に対する理解があるから,私は大阪で暮らす。」と言っていた。
たしかに大阪は在日韓国人が多い地域だけど,大阪は在日韓国人に対する理解があって,幸せな世界が広がっていると思うのは幻想だと何度も言った。
でも聞く耳を持たなかった。
今になって「静岡に戻りたい。アパートを探してくれないか。」という連絡を頻繁に受ける。
が,そのことについては協力できないと伝えている。要は私に保証人になってほしいという趣旨なのだが,そこまでの義理はない。
なお,私は服役終了後定住先がない人に対する住宅支援活動はしているが,定住先がある方の転居支援はしていない(収拾がつかなくなるため)。
「地上の楽園で素晴らしい生活を送っている」というプロパガンダを信じて北朝鮮に渡った先人たちのことを少しでも学んでいれば,引っ越したところで素晴らしい世界が保障されるはずがないということが分かりそうなものだけど。
いつの時代も,山もあなたの空遠く・・・・なのね。