ジャンケンをする前に「勝つと思いますか?」と聞いた場合に「はい」と答える割合と,
ジャンケンをした後に勝者に対して「やる前から勝つと思っていましたか?」と聞いた場合に「はい」と答える割合では,後者のほうが高いそうだ。
このように,物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向のことを「後知恵バイアス」と呼ぶ。
下のラモスの記事は典型的な後知恵バイアスということ。
ラモスは、15日付のブログで、「今まで感じられなかった本当の意味での信頼感が生まれたのが観ていてわかった」と綴り、さらにこれまで再三に渡ってブログで指摘してきた「精神面」について、カメルーン戦に臨む日本代表をみたラモスは『「君が代」が流れた時、選手達の目が戦う目になっていた。あれを観て、勝てる予感がはっきりした』と、試合前から勝利を確信していたと明かした。
ラモスのブログをネタにした記事って,後知恵バイアスの意味を教える教材の紹介という意味で読めば,実に親切な記事ということになる。
人は結果を知ってからは,なんとでも言える。