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被上告人へ

 犬の名からの仲間のだんごさんの職場で,訴訟を提起され,地裁・高裁で勝訴したところ,相手方が最高裁判所に上告したらしい。

 これでだんごさんも,被上告人としての仕事をする経験を持つことになりましたね。

 最高裁判所には年間3000件程度が持ち込まれるが,高裁の判決・決定が破棄されるのは50件程度だ。
 破棄される60分の1に当たらなければ,高裁で勝ったほうは,何もすることがない。
 そのうち,吹けば飛ぶようなA4で2枚程度の書面が「簡易書留」で届くだけで,控訴審で勝訴したほうは,ほとんど何もしない。

 だんごさんも,何もしないで(何かしたくても何もできない),結果を待っていてくださいな。

 私は自分自身で最高裁判所の被上告人になったことがあるし,職場では,高等裁判所の被上告人の仕事をすることがある。
 簡易裁判所で審理された事件は,控訴審が地裁,上告審が高裁になる。だから,高等裁判所で被上告人となる。
 高等裁判所は最高裁判所よりは親切で,判決言渡日をあらかじめ通知してくれる。
 最高裁判所は,そんな通知はしてくない。簡易書留で突然上告を棄却してくる。
 勝ったほうは安堵だが,負けたほうは,たまらないだろうと思う。
by nonnbei871234 | 2009-12-07 19:50 | 日常
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